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たねのがっこう

「たねのがっこう」は、種を守り続けていくために、農業の指導を主体とした学びの場です。

このがっこうでは、農薬も肥料も使用しない無肥料栽培で、野菜を作る方法を学んでいきます。

そして、実った野菜の種を残すことも、大切な目的としています。

​また、シードバンクとして、種を保存する機関としても活動しています。

主な活動は以下の通りです。

 活動内容

 農業指導・農業セミナー

 シードバンク・種子交換会

 農業イベント(セミナー・ワークショップ・上映会・講演)

 トラスト運動(大豆トラスト・小麦トラスト等)

たねのがっこうは、自家採種した種を会員の皆様から送っていただいた種を、保存しておく機関です。

種の交換や配布が目的ではありません。
この活動に賛同された方に、たねのがっこうの会員になっていただき、その会費は「消えゆく種を残していくために種を保存する」という活動を支えるための資金となり、何かのサービスを受けられるということではありません。

会員になるには、プロの農家である必要はありません。

ですので、他の品種と交雑している可能性があってもかまいません。
昔ながらの在来種のみを守るというより、全ての人が「種を残す」という行動を起こす事に意味があると思っています。


賛同いただけましたら、ぜひ会員になってください。会員資格は退会を申し出ない限りは持続します。

​シードバンクのしくみ

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会員登録

「たねのがっこう」は会員制です。

種は会員になることで、たねのがっこうに登録する事が可能です。

月額会費が必要ですが、何かのサービスを受けられるという権利ではなく、シードバンクを運営し、種を守るための活動資金となります。
会員になると、保存している種の更新が必要になった時に、他の会員が採種した種を受け取ることができます。

種を受け取った方は「栽培をして自家採種して」たねのがっこうに返送するという仕組みです。

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種の登録

【受け入れ可能な種子】
野菜、及び穀物の在来種、固定種。

 ・「野口のたね」や「たねの森」等で購入した固定種、在来種

 ・長年種取りを続けている、固定種、在来種

必ず、ご自身で一度自家採種したものをお送りください。

誰かから受け取っただけの種や、品種が不明な種は、保管できません。

【受け入れできない種子】
栄養繁殖(胚や種での繁殖ではなく、根や葉や茎などで繁殖する植物・イチゴやイモ類など)する植物の種子は保管できません。

農林水産省に登録した登録品種、つまり開発者に育成者権の与えられた交配種(F1)種子は保管できません。企業が販売する種子には、種苗法により、育成者権が与えられた種子が存在します。そうした種子を自家採種して再生産することは、購入者本人は認められていますが、その種子を贈与、販売することは禁止されています。

そのため、こちらで受け取れるのは、育成者権の与えられていない種子のみとなります。
特に栄養繁殖する植物で、育成者権のあるものは自家繁殖自体が禁止されていますので、こうした植物自体や種子等はお受け取りできません。
多くの在来種、固定種に関しましては、特にそうした育成者権は与えられていませんが、在来種の保存会等で種子を守り続けている品種に関しても受け入れできません。

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種の配布

種子の更新が必要になった種子をたねのがっこうのWebサイトでリスト化していきますので、その中から受け取りたい種子があれば、メールにて受付、順次発送します。

種子の数は限定されますので、無くなり次第、発送は中止します。元々、量の少ない種子は数名程度で終了する場合もあります。お送りする種子の量は、10 粒程度から 100g 程度まで、保管してある種子の量により変化します。
また、おひとりで受け取れる種子は当面、年間 10 品種までとしています。他の方にも栽培、自家採種のチャンスを与えるためですので、ご理解ください。種子の量が増えてきましたら、制限は少ずつ解除していきます。
種子を受け取る際は、メールにてお申込みいただきます。在庫が残っていれば受け付けます。
その際、返信用の封筒に切手を貼って、「たねのがっこう」までお送りください。

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種の返却

受け取った種子は、必ず自家採種してください。
自家採種した種子の一部をたねのがっこうにご返送ください。

その際の量は、受け取った量の 2 倍以上とします。

これは、他の方が栽培に失敗する場合を考慮しているためです。栽培に失敗したからといって、特にペナルティはありませんが、慎重に栽培をお願いします。
もし少量の種子しか採種できなかった場合は、返却を優先してください。

詳しくはお問い合わせください。

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